メンバーを知る
心の面でも、技術面でも
のびのび挑戦できる。
そういう気持ちにさせてくれる
環境に感謝しています
籾山 まりの さん
〜電力系統監視・制御システム〜
大学卒業後、メーカーに就職。機械製作の部署に携わるが、「大学でプログラミングを学んでいたので、次はその知識を生かせる仕事がしたいと思ってCEVOLに応募しました。」そう語るのは、入社一年目の籾山まりのさん。
応募した職種は、開発補助。しかし、採用後のある日、上司から「開発設計をやってみないか?」の一言。「プログラミングの経験が浅かったので、自信がありませんでした。」それでも、親身ていねいに教えてくれる環境に支えられ、大学では学べないプログラミングの“面白さ”に目覚めていく。
「大学の“授業”として学ぶのと、事業として目的をもって作るのでは達成感が違うのです。」読めなかった言語が読めるようになる面白さ。それは、現場という関わりの中で得られるものだと知った。
現在は、入社9か月にして新幹線の電力系統監視・制御システムのチームに配属。遠制インターフェースの改修に携わっている。
「取り扱うプロジェクトは大きいのですが、作業は小さいことの積み重ねです。その分、周りと意識レベルを合わせて進めて行かなければなりません。」
技術職であっても、決して一人ではない。ゴールに向けて、チームで歩幅をあわせて進んでいく心強さ。この仕事のやりがいも、そこにあると言う。
「心の面でも、技術面でものびのび挑戦できる。そういう気持ちにさせてくれる環境に感謝しています。」
期待してくれる上司や、支えてくれるチームのためにも成長したい。そう語る技術者のことばに力が宿る。
「細かい技術やロジックについては、私はまだまだ知識が足りません。一つ一つの言葉の意味を学びながら実践を積んでいきたいと思います。」
一人一人が主役になれる。そのための会社でありプロジェクトなのだ。それぞれの夢を描きながら、一致団結の挑戦は続く。
合っているのか、
合っていないのか。
それを自分で考える経験を
もらったから、
私も自立できたのです。
和田 章俊 さん
〜新幹線列車無線システム〜
「最高時速320キロで走行する新幹線が、電波が途切れずに基地局と“通信”するにためには、優れたIT技術が必要です。」そう語るのは入社五年目、列車無線システムを担当する和田章俊さん。
列車の乗務員と運転指令室が連絡を取る場合に用いる、列車無線システム。運行状況をリアルタイムに共有することで、事故や災害のリスクを抑えることができる。安全運転において、極めて重要なシステムだ。
「列車速度の向上とともに、無線システムもスピードに合わせた通信方式が取り入れられています。」アナログからデジタルへ、日進月歩のテクノロジーに、技術者としての腕が鳴る。
「大学では情報通信を学びました。決められた仕様があって、電気信号が流れるのだという発見。実際に自分がプログラミングを書いて、その通りに信号が届く面白さ・・・」
即戦力になりたいと思って入ったこの会社。現在はリーダーとして3人のメンバーと共にプロジェクトに取り組んでいる。
「私はあまり、作業指示は出しません。自分で悩んで、考えてもらいたいからです。」
プログラミングは、覚えることが多い。それを知識として覚えるのはとても大変だ。だから、失敗して学んで、経験値にしてもらいたい。自分自身も、そうやって育ててもらった。
「仕事範囲はどこからどこまで・・・?合っているのか、合っていないのか・・・・。それを自分で考える経験とチャンスをもらったから、私も自立できたのです。」
チームを育てたいのであれば、メンバーに成功体験を積んでもらうこと。受け継がれるバトンを、次の世代に繋いでいく。それが自分の使命になった。
論理的な想像力と、
人間的な思いやり。
その狭間に新たな成長の
道がある
増田 貴明さん
〜Engineering Manager〜
新幹線のプロジェクトで3つのチームを受け持ち、自らも現場で活躍するプレイングマネージャー。入社12年のキャリアの中で、多くの現場を経験してきた。
「新幹線の電力系統監視・制御システムは、災害や故障など、あらゆるケースを想定して設計されています。」(増田さん)
トラブルがあったら、まず電気を止める。それが制御システムの第一の役目であるのは、そこに人命がかかわるからに他ならない。この仕事に求められるものは“何か”と聞くと、それは“筋道を立てて考える力”だとマネージャーは語る。
「システムの開発はある意味クラシックな仕事で、昔ながらのプログラムを改造し、そこに新しい言語を組み込んでいく場面が少なくありません。」
一見バグではないように見える部分が、新しい仕様に変えることで「バグ」に変わることもある。なぜ、そうなったのか。歴史をたどるように、仮説をひも解いていく地道な作業だ。
「トラブルには原因があります。そこから目をそらしてはいけません」
想像力の中で、あいまいさを消していく。そのためには、常に“理由”をもって仕事に取り組んでいく姿勢が欠かせない。技術や知識よりも、大切なことだ。
「一方で、人間関係ではあいまいさは残したほうが良いこともあります。それがマネージャーの仕事の難しさであり、やりがいでもありますね。」
先頭に立ちながら、後ろから支える。論理的な想像力と、人間的な思いやり。タフさがもとめられるこの仕事で、自分はどこまで成長できるだろう。
ゴールはあっても正解はない。そこに、新たな成長への道がある。